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2020年 11月 20日 バイオからデザイン、AI、政治学までカバーする謎の学部、慶應SFC
こんにちは!担任助手2年の嵩瀬立樹です。
受験生はこの時期やることが多すぎてパンクしているかもしれないですね・・・受験が近いようで遠く感じられて精神的にもなかなか大変な時期ですが、困ったことがあればいつでも相談してください!
さて、今日のテーマは大学・学部紹介ということで、私が通っている学部について紹介します。
慶應SFCは、日本の大学の中でもちょっと変わっている学部として有名です。
今日は慶應SFCのおもしろポイントをまとめてみました!
1.大学について
大学は慶應義塾大学です。日本の私立大学の中ではよく早慶とよばれるように有名な大学です。現在の一万円札の人でもある福沢諭吉が創設した大学で、まだ日本に大学の制度がなかった中でつくられたので、現在の日本の大学の形の元になった大学です。
2.学部について
私が通っているのは慶應の中でも、SFCと呼ばれる学部群です!
SFCは湘南藤沢キャンパスの略称で、環境情報学部、総合政策学部、大学院の総合メディア学科、そして看護医療学部が属しています。
私は環境情報学部に通っていますが、実は、学部にはほとんど意味がありません・・・笑
これに関しては後述します!
慶應SFCのおもしろポイント① 文系、理系がない。専攻もない
慶應SFCは日本ではじめての文理融合型学部として設立されました。私は環境情報学部に属していますが、実は双子の学部である総合政策学部とは1つの必修科目以外、何も違いがありません!笑
それどころか、専攻科目というものもありません。SFCの教員は多様で、情報技術、AI、デザイン、建築、バイオ工学、政治学、社会学、文学、、、、あげていったらきりがないほど色々なことを研究している教員がいます。
SFCに通う学生は、この多様な領域の中から自分だけの学問領域を作り出すことが求められます。
例えば、建築を今まで学んできた人は沢山いますが、建築、ランドスケープ、XR(仮想現実)、社会学を同時に学んで、組み合わせている人はおそらく多くはいないはずです。(ちなみに上記は僕が今学んでいる分野です)
これからの社会は多様性が重視されているといわれています。誰も到達していない未踏領域を冒険して、ナンバーワンではなく、オンリーワンの人材になる!というのがSFCのポリシーです。
慶應SFCのおもしろポイント②学年の区切りがない
日本の大学教育では、低学年のときは教養や基礎知識を学び、学年が進むにつれて、ゼミや研究室に所属して専門的な知識を学んでいくのが通常です。
しかしSFCは、学年の区切りがなく、専門的な領域に「飛び込む」ことが推奨されています。基礎知識を学びつつ、専門的な知識を得たり、「研究」に着手することができるようになっています。
勿論なにもわからないままに飛び込むので、知らないことは独学で吸収したりしないといけないですし、基礎知識も同時に学んでいくので、普通の大学よりは圧倒的に勉強に時間がかかります。また、自分で考えて4年間の学習を計画しないと何も得ぬままに卒業になりかねません。
厳しい面もありますが、知識欲にあふれたひとほど楽しめると思います。
慶應SFCのおもしろポイント③英語の授業だけで卒業できる!
SFCでは、英語の授業だけで卒業できる制度があります。その名もGIGA。GIGA制度を使用している生徒はGIGA生とよばれ、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、世界の色々な国からの留学生がいます。今はキャンパスにはいけませんが、キャンパスが開いていたころは日本語と外国語が入り乱れるような空気がありました。
まだまだSFCのおもしろポイントはありますが、今回はここまでにしたいと思います。
ちょっと変わっていることは間違いないので、いい面がある一方で他の学部のほうが勝っている面もあります。
例えば一つの領域を極めたい、という人には向いていない、など、、、。
大学によって、また学部によってもスタイルは千差万別なので、SFCに限らず、色々な大学を調べて、聞いて、比較してみるといいと思います!もし慶應、もしくはSFCに興味がある人がいれば、いつでも相談してくださいね!
明日のブログは丹野担任助手の、「受験生時代に励まされたもの」です。
ちなみに私は深夜のラジオに励まされていました、、!丹野担任助手が心の支えにしていたものとは?お楽しみに!