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2018年 9月 17日 私大・2次対策 数学編
みなさんこんにちは!慶應義塾大学理工学部の竹中です。
今年は残暑はあまり感じられず、もうすっかり秋らしくなってきましたね!
今日は、私が受験のころにやっていた数学の受験対策について書きたいと思います。
本題に入る前に伝えておきたいことが一つあります。
それは、「自分は受験において英語を軸にして戦った」ということです。
数学は基礎を徹底的に叩き込まれていたので、苦手意識はなく、むしろ好きだったのですが、高1,2のころに演習を欠いたために、得意ではありませんでした。
9月からこの演習量の差を取り返すことは難しいと考えたので、数学はあくまでサブウェポンのひとつとして利用し、一番得意な英語をメインウェポンととして戦うことを決意しました。
なので、私はいわゆる数学ガチ勢ではないことを把握したうえでこのブログを読んでください。
自分の後期の数学対策は、①微積もぐんぐん②東工大添削③答練④過去問演習の四つしかやっていません。
①微積もぐんぐん[理系微積分+α]-応用編-
自分は受講のペースが少し遅れていたため、後期に長岡先生の通期講座であるぐんぐんを受けることになりました。
ぐんぐんは自分にとってとても難しい講座だったのですが、予習・受講・復習にかなりの時間をかけて、一周でなるべく多くのことを吸収するようにしました。
もちろんこれはすべての講座に当てはまることだと思います。
特に予習は、たとえ手も足も出ないような問題でも、必ず一時間は机の前で唸りながらアイデアをひねり出すようにしていました。もちろん恐ろしいほど時間は必要ですが、成長のためには欠かせない時間だったと思います。
②東工大添削
東工大を受けるつもりはなかったのですが、早慶対策の添削が無かったので、成長の為にと思い、前期から学校の東工大数学添削講習を取っていました。
実際の東工大の入試問題を一週間に二題解いて先生に添削していただく講習でした。
もちろん自分にとってはとっても難しかったのですが、恐ろしいほどの時間をかけると、(間違っていたとしても)何かしらの答えがでてくるのがとても楽しく、その快感を得るために毎週約6時間かけ、難題を解いていました。
最初のうちはあまり実際の入試問題であることは意識せず、何度も書き直し、妥協せず完璧な答案を作成するようにしました。後期は実際の入試を意識し、時間内になるべく減点されない答案を作成するようにしました。
学校で添削講習を取っていない人は、答練を同じような要領でやれば良いと思います。
③記述型答案練習講座
答練は、志田先生の難関大対策理系数学演習をとっていました。前期にもたくさん記述の練習をしていたのですが、前半3項はとにかく丁寧に、後半2項は時間を意識して、答案を作成しました。
予習の段階で授業で扱う問題の答案を作成し、受講の中でその答案をあとで見て分かるように自分なりに改善し、復習をした後、提出用の問題の答案を作成するようにしました。
10月中に一週目を終え、ほとんど満点だったこと、もう記述の演習は十分だと感じたことなどから、再添削は提出しませんでした。
④過去問演習
数学に限らず、全科目において、本番を意識して解き、解き終わらなかった分は提出後にすべて解きました。第一志望校はもちろんのこと、第二志望校以降も、赤本や過去問データベースなどで、なるべく多くの問題に触れるようにしました。
数学の場合は、自力で解けた問題でも解説授業を見るようにしました。より簡潔な解法を伝授してくれるかもしれないからです。理系科目は飛ばし飛ばしでもよいので、すべて見ることをお勧めします。
二周目を解くときも、一周目で解けた問題も含め、ハイスピードで解くようにしました。基本的に二周目でも時間が間に合うことはなかったので、全力で解くようにしました。
以上の①~④が、自分の受験期に実際に行った数学の勉強の全てです。
自分の場合は、市販の参考書・問題集は解かず、与えられた教材の中からやることにしっかりと的を絞って徹底的にやるようにしました。
自分は学校の授業や宿題、東進の高等学校対応数学の受講とマスター、センター演z習を通して数学の基本がしっかりと出来上がっていたので、どんなに考えてもまったく解法が思いつかない、先生の言っていることがわからないということはなかったので、十分な時間を掛けて問題演習を行うことにより、自分の数学力を伸ばすことができたのだと感じています。
自分は数学において、できることとできないことがはっきりとわかっていたので、それを補充するように自分にあった勉強法を編み出すことができました。このブログを読んでくださっている皆さんには、自分も含め、色々な先輩の勉強法を参考にしながら、各自にフィットする自分なりの勉強法を編み出すようにしてください!
まだ基礎が危うい人は、まずはセンターで目標点を突破することを目指しましょう!数学は基本が命です。
不安になったら、いつでも基礎基本に立ち返りましょう。
明日のブログは、私の大学の先輩である市岡担任助手による「一日のスケジュール(低学年向け)」です!
お楽しみに。