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2022年 12月 19日 冬休みの一日のスケジュール(低学年)
こんにちは。私は東進ハイスクールです。本日のブログテーマは
「冬休みの一日のスケジュール(低学年)」
です!
本日は私が高校2年生のときの冬休みの過ごし方を例にとり、これを今の視点から見つつ解説してゆく形で書かせていただきます。
下記の項目ごとに私の冬休みの例を解説してゆきます!
①冬休み中にある色々なタスクを整理する
②冬休みが終わった時点で到達していたい地点を決める
③自身の現在の立ち位置を把握する
④目標と現状の「差」と冬休みの「日数」から、「一日の学習量」を出す
⑤受験勉強以外のタスクも考慮した上で、実現可能なスケジュールを立てる
これを軸に、私の高2の冬休みの考察をしていきたいと思います。
①冬休み中にある色々なタスクを整理する
冬休みには学校の宿題だとか部活、旅行の予定やらたくさんやることがあります。はりきって勉強だけにフォーカスした学習計画をたててしまうとそれらのタスクのせいで十分に学習時間が取れず、せっかく立てた計画が現実的に実現不可能なものになってしまいます。
計画を形骸化させないために、様々なタスクを整理してその中でどのくらい学習時間が取れるかを考えて計画を立てていく必要があります。
私の場合、コロナ禍でしたので学習以外のタスクは午前/午後2~3時間の部活のみでした。本来ならば学校のスキーキャンプ、午前/午後/終日の部活動などがあったと思います。
②冬休みが終わった時点で到達していたい地点を決める
説明不要だと思いますが、目標がないとその過程の計画は立てられません!できるだけテストの点数など具体的な数値で目標を立てたほうが、現状との差が分かりやすく、計画進行中の自分の立ち位置も分かりやすいと思います。
私の場合、冬休みの目標は共通テスト同日模試で600点台を取ることでした。10月の模試が450点ほどだったので、今考えると冬休みで150点上げるのは難しそうですが、当時の私はとてもやる気になったようです。やはり目標は少し高めの方が努力しがいがあるし、やる気が出ます。
③自身の現在の立ち位置を把握する
(目標-現状)÷(残り時間-他のタスク)=(一日に取るべき学習量)となるので、これら諸要素を性格に把握する必要があると思います。これらをふわふわ曖昧にしてしまうと計画もふわふわ曖昧に、そしてなにより計画への思い入れが減ってしまい、実行するモチベーションも少なくなってしまいます。
私の現状は上記にある通りでした。各科目の得点のバランスとしては、英語7割、数学3割、国語6割、世界史3割、地理・理科基礎は4割くらいでした。
④目標と現状の「差」と冬休みの「日数」から、「一日の学習量」を出す
生徒指導をしていると、たまに目標の高さと一日の学習量が釣り合っていない生徒を見かけます。低学年だから、という理由で無条件に学習量を減らしてしまったり、旅行など何かと理由をつけて学習量を下げてしまう。現状と志望校との差を照らすと低学年のうちから本格的に頑張らなくてはいけないのに!
一方、仮に志望校と照らし合わせて順調な学習量を保っている生徒がいるとします。しかし、高校3年生は学習上のタスクがとても多く、カリキュラムを順調に進めるだけでもとても労力を使います。低学年まで余裕を持ちつつしっかり学習を進められていても受験生になっていっぱいいっぱいになってしまうこともあります。そしてそれはもったいないです。
そのため、低学年で順調に進んでいる方が次にすべきことは、「今のうちに高3の時のための余裕をつくっておく」ことです。高3はやることが多すぎて、カリキュラム通り+αでやれることは少ないです。言うなれば、低学年のときに助走をつけ、高3ではある程度はその慣性に従って進むだけ、助走とってジャンプしてあとは着地を待つだけ。そのようなイメージが強いです。低学年から蓄積できていればいいジャンプができる。
私の当時の現状は上記のように共通テスト500/900点程度だったので、冬休みの目標として共通テスト同日受験で600点台に乗ることを掲げました。そのためには苦手だった数学の克服を進めること、文系受験で軸となる英語を固めることをメインの課題として計画立てに進みました。
余談ですが、苦手克服は絶対に低学年のうちにある程度ケリをつけるべきだと思います。苦手克服はその苦手歴が長いほど克服するのに本当に多くの時間と労力を費やさなければなりません。その爆弾を高3までに持ち込んでしまうと主教科固めが遅れ、副教科固めが遅れ、過去問演習が遅れ、併願校対策が遅れる。なんと恐ろしいこと!
このように、高3はドミノ倒しが如くカリキュラムからドロップアウトしてしまう危険性があります。繰り返しになりますが、高3はカリキュラムを順調に進める事自体が大変、そこに苦手克服という多くの労力を割くタスクを入れてしまうと本当に苦労します。ぜひ残り1ヶ月無いですが、同日模試までに苦手克服を進めましょう。
⑤受験勉強以外のタスクも考慮し、実現可能なスケジュールを立てる
長くなってしまい申し訳ありません。ここまでの計画立てのプロセスをきっちり考えて来れれば、
(目標-現状)÷(残り時間-他のタスク)=(一日に取るべき学習量)
の式を埋めることが出来ると思います。
私の場合は、
{(同日600点)-(同日500点)}÷{(冬休み2週間ちょっと)-(2日に1回程度2~3時間の部活)}=1日6時間勉強
でした。
⑥実践!!!
正直ここが一番難しいです。かっこわらい。やはり東進生は校舎に来てしまいましょう。我々はクリスマスも大晦日も元旦も校舎を開けています。特に年始など、だらけてしまうなと感じたらとりあえず校舎に来て、勉強する環境に身を置きましょう!まずは環境を整えることから!
私は環境を整えることができませんでした。申し訳ありません。同日の点数も10月の模試から100点ほど上昇にとどまり、540/900点でした。今までこんなにこんなに偉そうに話してきたのにすみません。
いかがだったでしょうか。低学年の冬休みはどのように過ごせばよいのか分からなかった方はぜひこれを参考にしていただきたけたら嬉しいです。結果出そう!同日で!
明日のブログテーマは「冬休みの一日のスケジュール(受験生)」です。ぜひご覧ください!冬休み時間始まって8:30から一号館空いてます!2号館が8:30から開くのは今週土曜24日からなのでご注意下さい!ご覧いただきありがとうございました!